今後の更新のお知らせ  2013/10/08(Tue)21:18:47
いつもさらのブログをご覧になって頂き、ありがとうございます。
今後のブログの更新は「グンブロ」にて行いたいと思います。

上段のリンクよりご覧になってみて下さい。
さらにパワーアップして更新していきたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いいたします。

すべてのものに感謝  2013/09/25(Wed)13:28:10
122.jpg 〜感謝状〜 冬瓜

「貴方はこんなに大きなウリとしてホームの皆さまを励ましてくれて
本当にありがとう」

上の文章は写真にあるように冬瓜に書かれた感謝状です。
誰が書いたのでしょうか?

ある日、大きな大きな冬瓜を頂いたんです。それを見たホーム最高齢の男性が
「うわ〜!こりゃあ立派な冬瓜だ。こんだけになるだけでも大したもんだなぁ」

この方、常日頃から周りへの感謝を忘れない方で、時には私たち職員にさえ感謝状を書いて下さる事もあるくらいです。

「この立派な冬瓜にも感謝しなくちゃあな」
といいながらすらすらと冬瓜にペンを走らせ始めました。

「これでいいや。こんな立派な冬瓜を頂けるならありがたいよ。心して食べないとな」

この冬瓜は煮つけて皆でおいしく頂きました。冬瓜は暑い夏に身体を冷ましてくれる食べ物ですが、心は逆にほっこりするような一場面でした。

収穫の舞台裏  2013/09/13(Fri)15:45:59
118.jpg 夏の暑さの合間をみながら畑の収穫をしました。

今年は異常な猛暑により、ジャガイモは去年よりやや小ぶりとなりました。
でもトウモロコシはとても甘く、大好評の出来栄えでした。

しかし実は、収穫を前に一つ大きな問題があったのです。
それは暑さを言い訳にして草むしりをさぼっていた事です。
畑は人の背丈ほどもある雑草に覆われジャングルと化していたのです・・・。

「まずはこの草をどうにかむしらないと収穫は出来ない・・・」

しかし炎天下の中、利用者様にむしってもらうわけにはいかず、責任をとって職員がむしりにかかります。

これが、とんでもなく手ごわい!
サトイモやかぼちゃのツルやシソを傷つけないように気をつけながらむしりつつ、およそ2時間。軽トラック2台分ほどの雑草の山が積み上がりました。

私、ポカリスエット大量に飲んでいたのですが、大量の汗が滝のようにしたたりおち、汗で泥でメガネがずりずりとずり落ち、全身汗まみれ泥まみれ草まみれの見るも無残な状況をさらしておりました。

「い・・いかん・・・。これが熱中症か? 所さんの二の舞だぞ・・・」

ふらふらになりつつも台所に行き大量の氷水と梅干を2つほど口に流し込み、事なきを得ました。

その後の収穫作業は利用者様におまかせし、私は青い顔をしながらシャッターを押すのでした。

迎え盆  2013/08/13(Tue)13:56:53
114.jpg 迎え盆のこの日、皆でぼたもちを作りました。
あんこときな粉とゴマの三種類作りました。

「ゴマはちゃんと空炒りしてから磨るんだよ〜」
「きな粉にちっと塩入れると味に深みが出るんだ」
「もち米とうるちで半々かなぁ。ちゃんと半殺しにしてねぇ〜」
「半殺し?あんたをかい?」
「あんた知らねぇん?炊けた米を半分潰すんを半殺し、全部潰せば全殺しっつうんだよ」
「へえ〜。初めて知った。お盆なのに縁起でもねえね〜(笑)」

と和やかに作りました。

「ぼたもち食えるなら毎日お盆でもいいやぁ。母ちゃんに持ってから小さいの作ってくれ」
とその方は、ぼたもちを持って車椅子をこぎながら部屋に行かれました。

位牌の前にぼたもちを備え、
「母ちゃん、ほらぼたもちだよ〜。皆が作ってくれたい」
「良かったですね。奥さん今晩夢枕に来てくれそうですよ」
「へへ・・。毎晩来てるんだよ」
「ええ!まだお会いしてないですけど・・・(汗)」

そんな、のどかなお盆の一日でした。

願うは自由  2013/07/12(Fri)14:36:12
110.jpg 七夕の竹を職員が暑い中切ってきてくれました。

立派な竹…

立派すぎて天井に頭がつかえてしまい泣く泣く柄を切る羽目に…(涙)

でも竹の到着に皆さん、ここぞとばかりに願い事を書きまくってくれました。
たくさん書けば、たくさん叶うとばかりに…

「なんたって願うのはタダだからね!タダならいっ〜ぱいお願いしとかにゃソンだよ」
「願い事がありすぎて困るね」
「欲張ると、お天道様がへそ曲げちゃうよ」
「あれ?七夕は織姫とひこ星にお願いするんじゃないの?」
「え?天の川にお願いするんじゃない?」
「そうだっけ?お星様が叶えてくれるかねぇ」

なんて会話をしながら1人5〜10枚も書いてくれました。

「はあ〜たくさん書いて疲れた!甘〜い饅頭が食べたいねぇ」
「じゃあ、七夕に書いたらいいや」
「それじゃダメ! 今すぐ!今すぐ食べたい! 叶うまで待っちゃいられないよ」

皆さまのやり取りを見ていて「当面は元気で過ごして頂けそう」
と思った私の願い事は…
「なんとか平和に1年が過ごせますように…(汗)」

素晴らしき絵ごころ  2013/06/30(Sun)19:52:31
107.jpg メジコとミカンの絵です。

齢90を超える女性の利用者様が日々自前のメモ帳に書き綴っている絵を紹介します。

色鉛筆でなんとも繊細で淡い色遣いに、その方の人柄が偲ばれます。
「いやあ、恥ずかしい…。想像で描いたんですけどね…。窓の外を見ると燕がよく飛んでるから鳥を描いてみたけど、色を黄緑にしたらこれはメジコだね。メジコだけじゃさみしいからミカンも描いてみたんだよ」

他にも犬の絵や卓上の花々を写生した絵など十数点の絵を見せて下さいました。
私、星野富弘さんが大好きなのですが、思わず富弘さんの絵を連想してしまいました。
90を超えても、その豊かな想像力と表現力に、ただひたすら感嘆するばかりです。


クワガタの恩返し  2013/06/30(Sun)19:38:39
103.jpg 見えますでしょうか?

ホームのベランダに小さな小さなクワガタが訪れました。
それを見つけた物好きな職員が屋内に招き入れたのです。

「へえっ!懐かしいなぁ。クワガタじゃないか。なんか箱持ってきてくれ」

齢90半ばになる男性の利用者がホームで飼うことを提案しました。
早速箱に入れて、きゅうりの切れ端を入れてみました。

食べません。

「名前がなきゃかわいそうだな」
「そうだね、なんて呼んでいいのかわからないからね」
「げん太郎にしよう」「いいね、げん太郎」

「おい!げん太郎!」

動きません。

「どうしたんかね?具合でも悪いんだろうか?」
「クワガタは甘い汁を吸うんだ。スイカを持ってくりゃいい」
「へえっ。贅沢だね。人間様より贅沢だぁ」

突然飼うことになったペットに皆さん興味しんしんに眺めていました。

しかし、まるで動かないげん太郎に心を痛める方がいました。

その方が
「… 逃がしてやんなよ。まだ子どもじゃないか…。お母さんが探してるかしんないよ」

そっと職員に耳打ちされました。
おもわず「はっ…!」となった職員…
喜んでいる皆さんをしり目に、そっと逃がしてやることにしました。

「もう人間になんかつかまるんじゃないよ」
箱から出したげん太郎はうって変わって元気に動き回り(本当に)、ベランダのヘチマの葉の上にそっと逃がしてあげました。

「なんで逃がしたんだい!せっかくつかまえたのに!」
「すいません、すいません」後で大目玉をくらったのは職員でした。

しかし翌日ベランダを見ると・・・
「あれ?げん太郎じゃない?」「本当だ。お前また来たんかい?」
「命救われたお礼に来たんじゃないですか?」
「クワガタの恩返しかねぇ…」「律儀なクワガタがいたもんだねぇ…」
と目を細めて眺めていました。

いよいよです  2013/06/14(Fri)18:41:18
101.jpg ついに雑草との戦いが本格化してきました。

梅雨時期の雨後の草の伸びは留まる事を知りません。今年も激戦が予想されます。
毎年、職員がむしるだけでは全く太刀打ちできていません。

そこで今年もやっぱり…

「すいません、猫の手も借りたいぐらいなんです…お願いできないでしょうか…」

恐る恐る頭を下げる職員に対し、その利用者様は

「な〜に言ってるん!こんなに草が伸びてればみっともないじゃない。『さらはあんなに人がいるのに、誰もむしりゃしない』なんて近所の人に言われたら恥ずかしいよ!」
とそそくさと部屋に行きタオルを頭に巻いて一言
「はい、はい、あんたらも行くよ。エネルギーが余ってるんだから草でもむしらんと…」
と周囲の利用者様を巻き込み、職員含め5名ほどで草むしりを始めました。

瞬く間に積み上がっていく草の山に「いいね〜。これだけ摘みゃあ、気持ちがいいね!」と汗をびっしょりかきながら笑顔で一言。

さずがに終わった後はお部屋で下着を着替え、冷たい飲み物を飲みながら
「大したことはないよ。あんた何疲れてるんだい、最近の若いのはだらしがないねぇ。私なんかの頃は…」
といきいきと話されるその方はそろそろ90歳…
かたや筋肉痛で青い顔をしている自分はまだ30代…

しばらく草むしりで体力強化に励んでいきます!

ああ!もう!悔しいなぁ!  2013/06/04(Tue)17:18:05
98.jpg ある日の夕方

利用者様が職員とけん玉遊びをしていました。
その利用者様は最初ぜんぜん玉が乗らずイライラされていましたが、
ホーム屈指の運動神経にものを言わせて、ものの数分で5回に1回は玉が乗るようになったのです!
当然周りで見ていた皆は拍手喝さい。「いや〜大したもんだねぇ!」と讃えていると…

それを見ていた友人の利用者さん
「私にだってそれぐらい出来るよ!」とライバル心に火が点いたようです。

普段は車椅子で自走する方なのですが、よろよろと立ちあがり、転倒が心配な職員を横目に
「えい!とうっ!このやろうっ!」とけん玉に向き合います。

そしてついに・・・何十回とトライした末に…
「のっ・・・のった〜!」と大喜び。
「見て見て!私にだって出来るんだよ!」先ほどのライバルの利用者さんに見せようと目をキラキラさせて周囲を見ると…

い…いません…。

しばらくすると、その利用者様が戻って来て
「ごめん、トイレに行ってた」

「な〜にやってるん!私がせっかく成功したのに見てないなんて!」
「ごめん、ごめん」

「ああ!もう!悔しいなぁ!」

ますますライバル心がつのる出来事でした。

やっぱり花が好き  2013/05/27(Mon)20:22:50
97.jpg ホームに植える花の苗を買いに行きました。

マリーゴールドやサルビアなどの定番どころから
ちょっと聞いた事のない珍しい花までいろいろ選んできました。

買い物もそこそこに、フードコートでソフトクリームを買い食いし
帰りに皆に『タイ焼き』をお土産に買いました。


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